叙事詩ラーマ―ヤナ

おはようございます。

 

雨もあがり、ようやくお日様が顔を出しました。

 

昨日、舞鶴公園の桜のつぼみはもう咲いていました。

 

満開になる日も近そうですね。いよいよ、春だな〜。

 

 

さてさて、今日は「気づくこと」「認識すること」の重要性をお伝えしていきます。

 

ヨガでは「認識できれば問題の半分は解決できたも同然である」

 

という考え方がありますが、どういうことかと言うと

 

何か問題を解決する上で、そこで問題となっているものを認めること自体がすぐには

 

行われないことがあるからです。

 

だいたい、他人や物、環境、自分のせいだと思って、感情的になって、疲れてしまいます。

 

「自分に問題がある」と思う事と「問題を認識すること」は全く違います。

 

「問題を認識すること」は、自分と引き離して、「問題自体を客観的に認めること」

 

なので、自分を責める必要は全くもってありません。

 

ここで、インドに伝わる物語を少しご紹介します。

 



 

猿族バラナの王スグリーヴァは悪魔に誘拐されたシータ姫を探し出すために

 

キシュキンダの地から幾つもの猿のグループをインドの各地へと送り出した。

 

その猿族バラナの中でも特に優秀なアンガーダやハヌマンらのグループは南に

 

向かい、インドの最南端の地に達したのである。

 

ハヌマン達は魔王ラーヴァナがその大海原の先のランカの地にシータ姫を虜

 

にしているのを知っていたのである。ところがハヌマン達は、この大海原をど

 

う渡ってランカに辿り着き、シータ姫の消息を確かめたらよいか考えつかず

 

途方に暮れてしまっていた。すると突然、若い猿が2メートル近くも飛び上がり

 

続いて次の猿もそれより更に高く飛び上がって見せた。そこに居合わせた猿たちが

 

それぞれに自分の強さを誇示して見せたのであるが、アンガータの番になった時に

 

彼は「ランカまで飛んでいけるかもしれないが、果たして再びジャンプして戻って

 

こられるだけの余力が残せるかどうか分からない」と言ったので、他には良い案

 

もなく、全員が途方に暮れてしまったのである。

 

窮地に陥ってしまった猿たちを見て、ジャムバヴァンという年老いた熊が次のように

 

提案した。「君たちの中にハヌマンがいるのに何を悩んでいるのだ?

 

彼は無敵の力を持ち合わせているではないか。しかし、ハヌマンは子供の頃にかけられた

 

呪いのために、自分の強さを忘れてしまっている。どうしてそれを思い出さないのか?

 

思い出しさえすればハヌマンが上手く問題を解決してくれるはずだ

 

バラナの猿たち全員は、自分の持てる力を知ることがない故に自分は非力なのだと

 

錯覚しているハヌマンの所に直ちに駆けつけた。こうして、ハヌマンは長い時間を

 

かけて真の自分自身を再び見つけ出し、仲間たちからの賞賛を受けたのちに、

 

深い沈黙の中で座して、自分自身の内なる意識の中から類まれなる強靭さを

 

引き出したのである。

 

その結果ハヌマンの体は見る見るうちに巨大な姿に膨れ上がり、やがてあれほど

 

渡るに困難であった目の前の大海原を飛び越えて、ランカの地にあってシータ姫

 

が深い悲しみの中で操を守り通しながらもまだ生存していることを知るに至った

 

のである。そしてハヌマンは、魔王ラーバナの心の中に怖れを湧き上がらせると

 

共に、シータ姫の夫であるラーマ王子への姫からの変わらぬ愛のあかしとして渡された

 

チョーダマニ(宝冠)をたずさえて、キシュキンダの地へと戻ってきたのである。

 



 

ハヌマンとは、インドの神様の一人でお猿さんの神様

 

アシュラムのヨガルームには、正面の真ん中に大きなハヌマンの絵が飾ってあります。

 

そういえば、私が初めてプージャの儀式をしたのも、

 

南インドで有名な大きなハヌマンのお寺だったな〜。

ちなみに、そのお寺の外観がこれ

 

ハヌマンは画像を検索してみたけれど、好みの画像がなかったので

 

気になる方は、自分で探してみて下さい。

(絵のタッチも色々あって面白いですよ〜)

 

 

少し話がずれましたが、ハヌマンは最初、自分のことを誤認知していました。

(赤の記述)

 

私たちの価値観や物事の考え方、無意識の領域は7歳の頃までの人間関係

 

や環境で出来上がります。

 

記憶というのは、事実+感情が結びついて、保管されています。

 

そして、その事実がゆがめられて受け取っていたり、感情だけが先だっていたり

 

します。(自分の都合の良いように、勝手に判断されて保管されている)

 

そこの結びつきを解放していくことで、ハヌマンは自分に内在する力に気づきます。

 

方法は、瞑想です。(黒字で下に線がある部分)

 

体からのアプローチでいくと、緊張と弛緩を与えること

 

アーサナ(ポーズ)や呼吸法になります。

 

(もちろん、思考を整理して行動を改めるというのも、有効と思いますが

それは、とても高度な技だと思うのです。同じ頭で考えてみても、同じ結果しか得られない

というのが、私の実感w

しかも、ヨガは無意識、純粋意識と表現される層にアプローチできるところが

画期的!!!)

 

気づいたハヌマンは、すぐに本当の姿、力を手に入れることができました。

 

「気づく」こと、問題をきちんと認識することは、とっても大切

 

でも、何故ハヌマンが気づけたのかというと・・・・・・・・・

 

仲間の猿たちからの賞賛があったからでした。

 

その仲間の声に耳を傾けて、「自分を信じてみた」

 

から、自分の誤認知にも気づけたのです。

 

私の内なる力を発掘してくれたのは、私以上に信じてくれていたのは

 

Yさんです。

 

彼女が見つけてくれたものを信じて

 

ヨガやアーユルヴェーダを通して、自分自身と向き合えました。

 

彼女がいなかったら、今の私はなかっただろうな〜と思います。

 

 

私自身も

 

目の前にいる人の内なる力を引き出せるような人でありたいと

 

思うのです。

 

もちろん、ヨガとアーユルヴェーダという偉大な智慧をツール(手段)

 

に使って。

 

経験=真実

 

これが、私の持つ強みだと思うのです。

 

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